自身のサイトやブログのアクセスアップを図りたいと考えた時に重要となるのが、
google検索での上位表示を狙う
ということです。
せっかく時間と手間をかけて作り込んだコンテンツであっても、検索エンジンの結果画面の上位に表示されなければ、思うようにアクセスを集めることはできません。
Webにおけるアクセス数というのはつまり「お客さんの数」です。
何らかの商品やサービスを提供することで利益を得るのが目的であった場合、お客さんが少ないか、あるいは全くいないような状況では、思うような成果を出すのは難しいと言わざるを得ません。
反対に、google検索上でコンテンツをうまく上位表示させることができれば、より多くのアクセス流入が見込めると共に、商品やサービスの成約数アップにも繋がるわけです。
そこで今回は、
について解説していこうと思います。
本記事を読むことで、上位表示のポイントや取り組むべき作業が明確となるはずですので、是非とも最後までお付き合いください。
まず初めに、検索エンジン上での「上位表示」とは、一体どこまでを指すのでしょうか。
上位表示の解釈は色々ありますが、当記事では、
検索結果の1ページ目に表示されること
を指すものとします。
理由としては、そもそもほとんどの検索ユーザーは、検索結果の1ページ目にしか目を通さない傾向が強いからです。
まずユーザーは検索1ページ目に表示されているコンテンツを閲覧し、そこに自分の欲しい情報がなかった場合にしか、2ページ目にまで目を通すことはありません。
また、もしも検索1ページ目に自分が探している答えがなかった場合、そもそも検索2ページ目に移動せずに、違ったキーワードで再検索をかけるユーザーも存在します。
実際に、検索エンジンが行った調査では、検索2ページ目以降のアクセス数が、1ページ目と比べて明らかに少ないことが判明したようです。
あなた自身が検索エンジンを使って調べ物をする際にも、恐らく上記のような行動パターンを取ることが多いのではないでしょうか。
もちろん、検索結果の2ページ目以降であっても、全くアクセスを集められないということはありません。
検索結果の1ページ目に並んでいる情報では満足せず、2ページ目以降にまで目を通すユーザーも確かに存在します。
とは言え、そのようなユーザーはほんの一握りに留まるのが実情であり、検索1ページ目のおこぼれをもらっているような状況では、思い通りのアクセス数を獲得することは難しいと言わざるを得ません。
多少なりともアクセスがあればまだいいですが、最悪の場合、アクセスが全くのゼロとなることも十分にあり得ます。
アクセスがゼロという事はつまり、お客さんがゼロという事と同じであり、あらゆるビジネスにおいて、そのような状況から収益が発生することは絶対にあり得ません。
ほとんどのユーザーが検索結果の1ページ目のコンテンツしか閲覧しないという行動パターンがあるからこそ、より多くのアクセスを呼び込むためには、とにかく検索1ページ目に表示されることが大前提なのです。
従って、検索1ページ目のことを「上位表示」とさせて頂いた上で、以降の内容を進めていこうと思います。
国内における検索エンジンは、「google」の他にも「yahoo!」や「Bing.」など様々なものが利用されています。
しかしながら、個別のシェアを見てみると、googleが全体の約7〜8割という圧倒的な割合を占めているのが現状です。
また、国内シェア2位はyahoo!であり、全体の1〜2割程度となっていますが、実はyahoo!の検索エンジンシステムには、googleのものが採用されています。
従って、国内の検索エンジンのシェアは、googleがほぼ独占していると言っても過言ではありません。
故に、検索エンジンというのは、基本的にgoogle検索を指すものと考えて問題ありません。
Web上にアップしたコンテンツが検索エンジンの検索結果に表示される仕組みは、以下の3つのステップで説明されます。
googleをはじめとする検索エンジンサービスは、「クローラー」と呼ばれるロボットを所有しており、クローラーは、web上に無数に存在するサイトやコンテンツを発見し、情報を収集する役割を担っています。
自身のサイトやコンテンツがgoogleの検索結果に表示されるためには、まずはクローラーに認識され、情報を収集してもらうことが必要となります。
クローリングによって得られたサイトや記事の情報は、検索エンジンのデータベースに送信されます。
その上で、コンテンツの情報がデータベースに登録される(インデックス)ことで、初めて検索エンジンの検索結果に表示されるようになり、検索流入からのアクセスを呼び込むことが可能となります。
ただし、クローリングされたからといって、必ずしもインデックスされるわけではありません。
場合によっては、ただ認識されているだけで、いつまで経ってもインデックスされないということも起こり得ます。
また、一旦はインデックスされたとしても、その後でインデックスが解除されてしまうケースもあります。
※これらの事象の原因については後述します
インデックスが完了したコンテンツは、晴れて検索結果に表示されるようになるわけですが、結果画面の「何位」に表示されるのかは、googleが定めるアルゴリズム(評価基準)によって決定されます(ランキング)。
そのアルゴリズムの数は200項目を超えるとのことで、かなり細やかな基準が設けられていることが伺えます。
前述の通り、検索順位を決めるためのアルゴリズムは200個以上にも及ぶようですが、現状でその具体的な内容は公表されていません。
ただ、そんなアルゴリズムの根幹とも言える、googleが昔から変わらず掲げ続けているポリシーがあります。
ユーザーにとって価値ある情報を提供するコンテンツを検索上位に表示する
このgoogleの本質的な部分を意識したコンテンツ作りこそが、上位表示には欠かせません。
googleがこのようなユーザーファーストの姿勢を貫いているのは、ユーザーの「検索エンジン離れ」を防ぎたいからだと推測されます。
そもそもグーグルは、広告費を主な収入源としています。
検索エンジンの検索結果や、コンテンツ内に設置された広告をユーザーがクリックし、そこから商品やサービスが成約されれば、広告主がgoogleに対し報酬を支払う、という仕組みで利益を得ています。
しかしながら、全てのユーザーが広告をクリックしたり、商品やサービスの成約まで至るわけではありません。
そのため、googleが利益を伸ばすためには、単純により多くの人に検索エンジンを利用してもらう必要があるわけです。
かつては、ユーザーにとって何の価値もない低品質なコンテンツであっても、ブラックハットSEOと呼ばれる悪質な手法を用いることで、上位表示できてしまう時期がありました。
そんな事態を目の当たりにしたユーザーの中では、
欲しい情報が見つからないじゃないか
こんな中身のないコンテンツを上位に持ってくるとはどういうことだ
といった具合にgoogleへの不信感が高まり、ユーザーの検索エンジン離れを加速させることとなりました。
ユーザー数(お客さん)が減るというのは、利益の喪失に直結するわけですから、googleにとっては死活問題です。
そのような事態を重く見たgoogleは、低品質なコンテンツの排除を目的とした検索エンジンのアップデート、ならびにアルゴリズムの強化に乗り出します。
結果として、それまで検索上位に乱立していた悪質なサイトは圏外に飛ばされたり、ペナルティを受けて消えていきました。
このように、googleは悪質なサイトやコンテンツに対して非常に厳しい姿勢を取っているのが現状です。
また、ユーザーにとって有益性が低いと判断したコンテンツに対しては、
検索順位を下げる、もしくはそもそもインデックスしない
という対策を講じており、先ほどのインデックスの項で触れた、
という事象は、googleによって低品質なコンテンツと見なされている可能性が否定できません。
このように、ユーザーにとって価値ある情報の提供を追求するあまり、求められる情報の質が以前よりも格段に高くなっているのは確かです。
だからこそ、
ユーザーにとって価値ある情報を提供するコンテンツを検索上位に表示する
という、googleの本質に沿ったコンテンツ作りが最重要であり、上位表示を達成するための一番の近道と言えます。
前項では、google検索で上位表示されるには、
ユーザーにとって有益性の高い情報を提供する
ことが最も重要である、という内容をお伝え致しました。
その上で、ここから先は、価値あるコンテンツ作りを行う上での最も重要な施策について、以下の2つに焦点を当てて解説して参ります。
それでは、1つずつ詳しく見ていこうと思います。
良質なコンテンツ作りは、検索ユーザーの心理を読み取ることから始まります。
要するにそのユーザーは、
を的確に捉える必要があるということです。
その理由は、ユーザーの検索意図が分からなければ、ユーザーが求めている情報とかけ離れた、的外れな情報を提供してしまう可能性が高いからです。
そもそもユーザーが検索エンジンを利用するのは、自分の悩みや疑問を解決したいからに他なりません。
これがSNSやyoutubeなどであれば、特に目的がなく単なる暇つぶし感覚で利用するユーザーも多いとは思います。
しかしながら、検索エンジンを利用するユーザーとしては、
抱えている疑問や問題を早く解決したい
という明確な目的を持っていることがほとんどです。
さらに言うと、自身の欲している情報の他にはまず興味を示しません。
従って、ユーザーの意図からズレたコンテンツは、すぐに閉じられるか、そもそも読まれもしない可能性が非常に高くなってしまうのです。
どんなに作り込まれたコンテンツであっても、そこにユーザーの求めている情報が無ければ、残念ながらそのコンテンツは有益性が低いと言わざるを得ません。
そして、googleによって有益性が低いと判断されたコンテンツは、上位表示されることはありません。
さらに言うと、そのコンテンツ自体の評価どころか、サイト全体の評価を下げてしまう可能性すらあるのです。
以上のことから、ユーザーの検索意図、つまりは、
を的確に捉えることは、ユーザーにとって価値あるコンテンツを作る上で絶対に手を抜いてはいけない部分と言えます。
とは言うものの、ではどうすればユーザーの検索意図を捉えられるのか、という疑問が浮かんでいるかも知れません。
そこで有効なのが、
という3つの手段です。
前項でもお伝えした通り、検索結果の画面で上位表示されているのは、googleがユーザーにとって有益性が高いと評価したコンテンツです。
これはつまり、
そのコンテンツがユーザーの検索意図に合った情報を提供できている
ということを意味しているため、内容を参考にさせてもらうことで、ユーザーが何を求めているのかを把握できるわけです。
それに加えて、
自分だったらこんなことも知りたいな
というように、自身の中でニーズを連想してみるのも有効です。
上位表示されているコンテンツから得たヒントに、自分なりのニーズを付け加えてコンテンツを作ることで、オリジナル性が高まりライバルとの差別化を図ることができます。
さらには、家族や友人など、親しい人物に聞き込みをすることで、思いがけないアイデアが発掘できる可能性もゼロではありません。
これをコンテンツに盛り込むことで、ライバルとの更なる差別化が期待できるほか、コンテンツ自体のボリュームアップも可能となります。
長々と解説して参りましたが、有益性の高いコンテンツに仕上がるかどうかは、
ユーザーの検索意図をしっかりと捉えているか
という部分に大きく左右されるため、手を抜かずに取り組んでみてください。
前述の通り、googleから高い評価を得るためには、まずは検索ユーザーの意図を把握することが不可欠です。
その上で、情報を発信する側が用意しなければならないのは、
ユーザーの悩みや疑問を解決する「的確な答え」
に他なりません。
ただ単に検索意図を捉えただけで、肝心のコンテンツの中身が伴わなければ、ユーザーを満足させることはできないからです。
例えば、車の運転が上手くなる方法を知りたいユーザーがいたとします。
そんなユーザーに対して提示する情報が、
などという薄っぺらいものであった場合、ユーザーはどのような行動を取るでしょうか。
ほぼ間違いなく、とても不快な気持ちになり、即座にそのコンテンツを閉じてしまうと思います。
コンテンツの中身が不十分なことで、
というマイナスの感情が高まり、結果として二度とサイトを訪れてくれなくなります。
そして、ユーザーがこのような行動パターンを繰り返すことで、googleとしては、
このサイト(コンテンツ)はユーザーがすぐに離脱している
と判断し、低評価を下す事態にもなりかねません。
それを避ける意味でも、やはり重要なのは、
ユーザーの悩みや疑問を一発で解消できるコンテンツ
を作り上げることであり、ユーザーはそんな情報にこそ価値を感じ、満足してくれるのです。
満足度の高いコンテンツに仕上げることで、ユーザーとしては、
という行動を取る可能性がグッと高まります。
その結果、googleから有益性の高いサイトやコンテンツと評価され、最終的に上位表示へと繋がっていくわけです。
ここまでは、ユーザーに高い満足感を与えるコンテンツ作りの重要性について解説して参りました。
ユーザーにとって満足度の高い情報というのはつまり、
ユーザーの悩みや疑問に対する的確な解決策
を提示しているものに他なりません。
そこで重要になってくるのが、提示する解決策には「強い説得力を持たせる」ようにすることです。
こちら側が発信する主張(解決策)に説得力が無ければ、情報を受け取るユーザーとしては、
といった状況になる可能性が非常に高くなるからです。
主張そのものが説得力を欠くことで、
というマイナスの印象をユーザーに植え付てしまい、最終的には、「不信感」や「不快感」といった感情を高めてしまうのです。
このような負の感情を抱いている状態では、当然のことながら満足感など得られるはずもなく、途中でコンテンツから離脱されてしまう可能性が否定できません。
もちろん、説得力が薄い主張を並べたとしても、最後まで読み進めてくれるユーザーも存在します。
ただその場合、こちらの言い分に「納得」できておらず、後ろ向きな気持ちで読み進めることになるので、適当に飛ばし読みをする確率が非常に高いです。
十分な満足感が得られていないので、その後に他のコンテンツを読んでくれる可能性は、まずほとんどないと考えて間違いありません。
このように、
サイト(コンテンツ)が適当に飛ばし読みされていて、他のコンテンツも読まれていない
という状況は、googleから確実に低評価を受けることになります。
そんな事態を避ける意味でも、提示する主張や解決策に説得力を持たせることが非常に重要なのです。
説得力の重要性は理解できた、では具体的にどうしたらいいのか。
主張の説得力を高める施策は以下の通りです。
上記のポイントを意識して文章を書くことで説得力が高まり、満足度の高いコンテンツに仕上っていくはずです。
説得力を高めるこれらの施策に関しては、当ブログの別記事で詳しく解説しております。
この記事の最後にリンクを貼っておきますので、是非ともご覧になってください。
今回は、google検索で上位表示される仕組みと、googleが掲げる理念をお伝えした上で、上位表示されるための最も重要な施策について解説させて頂きました。
検索結果の画面に表示されるまでには、
という3つの仕組みが存在しています。
また、上位表示されるためには、googleが掲げている、
ユーザーにとって有益性の高いコンテンツを上位表示する
という本質に沿ったコンテンツ作りが求められます。
そして、有益性の高いコンテンツを作る上では、
という点が最も重要であることを、併せてお伝え致しました。
もちろん、上位表示されるための施策は他にも存在します。
ただ、上記の要素は良質なコンテンツ作りにおけるまさに根幹的な部分であり、それ以外の施策はあくまでもサポート的な位置づけに留まります。
そのため、今回取り上げたポイントをおろそかにして、他の施策ばかりを充実させたところで、上位表示は難しいと言わざるを得ません。
まずは「良いものを作る」ことが何よりも大切
この点をしっかりと意識し、コンテンツの中に落とし込んで頂ければと思います。
長くなりましたが、今回はこの辺りで締めくくりたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。