この世の中のほとんどの人は雇われる側の立場であり、そして雇われる側の人間というのは、自分の意志ではどうにもできない様々な制約を受けながら日々仕事に精を出しています。
その制約というのは、職場に近い場所、もしくは通いやすい場所に住むといった、居住場所の制約であったり、
週休二日であとは朝から晩まで決まった時間働くという時間の制約などがあります。
その中でも、賃金の制約というのが実生活に最も影響があるといえます。
残業代などで多少の上乗せはあるにせよ、月々もらえる給料は雇う側に完全にコントロールされており、自分自身で設定することはできません。
加えてその給料の額はたかが知れている。
この世の中には、いかに無駄をなくして節約するかに必死になっている人が本当に多いです。
ここで言いたいのは、節約には必ず限界があるということ。
ほとんど頭打ちに近い状態の給料で、その中から節約によって捻出できるお金もまた頭打ちなんです。
具体的な例を挙げるとすると、まず給料の手取りが20万円だとして、そこから家賃などの絶対に切り詰められない分を差し引いたとして、残ったのが10万円とします。
そしてここから節約の限界に挑戦するわけですが、ありとあらゆるものを我慢して削っても、ひねり出せるお金というのはよくてもせいぜい数万円ですよね?
もっとひどいと1〜2万円なんて可能性もあります。
結局のところ、どんなに必死に節約したところで絞り出せる額など知れているんですね。
節約第一だと毎日が我慢の連続で、そして自分自身に我慢ばかり強いていると、間違いなく心身に悪影響を及ぼします。これは確かです。
欲しい服が買えず、ちょっとした外食も行けず、旅行なんてもってのほか、仕事終わりの缶ビール一本すら躊躇する。
光熱費を削るために、夏はエアコンもつけずにただ猛暑に耐え、冬は暖房をつけずに毛布にくるまり、冷たい水で食器を洗い、浴槽にお湯を張れるわけもなくいつもシャワー・・・。
こんなことを繰り返していると、心身ともに疲弊しきっておかしくなってしまいます。
月に数万円程度では、何もかもを削り取って生きることの対価としては到底見合っていないわけです。
これで体が壊れてしまい、病院に通わなければならなくなったりでもしたら、通院費という痛い出費、まさに本末転倒なわけです。
そして必死に捻りだした数万円を毎月貯蓄に回すとして、そんな少額を身を削ぎ落して毎月貯めたところで、老後は絶対安泰!なんてことには到底なり得ません。
ただでさえ貯蓄が進まないのに、やれ車が壊れて買い替えた、やれ友達が結婚した、自身の病気やケガなどで、今まで必死に貯めたお金がいとも簡単に消え失せる。
そしてそのまま老後を迎え、結局生活費を得るために道路や駐車場で旗を振る・・・。
若いときはお金のために必死になって身を削り、老後もお金のために働き続けるとなると、一生お金に悩まされて生きる羽目になり、これではいつまで経っても幸せになることはないと断言できます。
僕たちは、何もかもを我慢して何の楽しみもなく生きるという苦行のような人生を送るために生まれてきたわけではありません。
節約第一では一生お金に苦労し、幸福は訪れないこともお話ししましたね。
では一体どうすればいいのかというと、これは根本的な話で、要は節約なんかしなければいいという結論に至ります。
これは何も後先考えずに散財しろと言っているのではなくて、節約なんて考えなくてもいいくらいに稼げばいいと言っているのです。
つまりは、他の記事でも再三言っている通り、雇われの給料をもらうのではなく、”自分で稼ぐ力”を身につけること。
この自分で稼ぐことこそが、節約生活から抜け出す唯一の方法であり、人生を幸せな方向へとシフトさせてくれるものです。
労働者の低賃金化は今でも深刻ですが、この先も好転の兆しはなく、さらに厳しいものになることが十分に予想されます。
そして名のある大企業がいとも簡単に倒産してしまうこの時代において、一個人などはもっとたやすく切り捨てられるのが現実です。
どんなに汗水流して国や職場に貢献したところで彼らは大事な時に守ってくれません。
この事実に危機感を持った人たちは、僕自身も含めて自分の身は自分で守る、つまりは自分の力で稼ぐことに注力し始めています。
そして今の時代は暗く悲しいニュースばかりではなくて、自分で稼ぐ力を身に着けるチャンスが誰にでもあるという朗報もちゃんとあります。
僕自身も、かつては節約して余ったお金をチビチビと貯金に回すという生活を何年も続けていた経験があります。
やりたいことや欲しいものを一切我慢して節約するも貯金額はなかなか増えず、反対にストレスだけが蓄積されていくという悪循環に陥っていました。
人間は基本的に楽しいことをするようにできていて、それを無理に我慢したり抑え込むと、心や体が変になってしまうものなんだなと今では思います。
今では頑張るベクトルを節約という苦行から自分で稼ぐことに変えたおかげで、色々なことから解放された気がしています。
節約しなくてもいいようになる
そのためには雇われの低賃金生活から抜け出す必要がある
そのためには自分で稼げるようになる
といった具合にマインドシフトしていくだけでも、何の危機感も持たずにボーっと生きているその他大勢から抜きん出る可能性が格段にアップすることでしょう。
人間どうせ最期はお迎えが来るわけですから、他者に何もかもを束縛される人生より、自力で道を切り拓いていく人生の方が、遥かに楽しくて刺激的で、なによりも自由な気がしませんか?