一年のうちで誰もが心待ちにしているビックイベントといえば間違いなくボーナスですね。

 

 

僕もかつてはボーナスを唯一の楽しみに仕事を頑張っていたものです。

 

 

なにしろ普段は常に財布の中が寒く、好きに使える余裕なんて全くなかったものですから、ボーナスに賭ける期待度は異常なものがありました。

 

 

普段のマイナス分の補填と貯金に回したとしてもまだ余るので、欲しかった服やちょっといい趣味の道具、高級レストランに温泉旅行といった具合に胸を躍らせます。

 

 

しかしながら、こういう使い道ではいつまで経っても生活が楽になりませんでした。

 

 

確かにボーナス月こそ多少潤うものの、翌月には何事もなかったかのような経済状況に逆戻り。

 

 

そしてまたボーナスを唯一の楽しみに半年間カツカツで生き延びる。これの繰り返し。

 

 

世の中のほとんどの人はこのようなループにはまり込んでしまうわけですが、問題点は至ってシンプルで、要はボーナスを貯金と消費で使い切り、お金を増やすことを怠っているんですね。

 

 

何かを買ったらそこで終わりですし、このご時世、ただ大事に貯め込んでいるだけではお金なんてほとんど増えません。

 

 

せっかく自由に使えるお金が貰えるわけですから、多少は自分へのご褒美に充てるのは問題ないと思います。

 

 

ボーナス時期さえも我慢を強いてしまってはどこで自分を労うのかという話ですからね。その気持ちはよく分かります。

 

 

ただ、今あるお金をもっと増やすために自己投資する、という姿勢も忘れたくないところです。

 

 

これから先もずっと年に2回しかないハッピーデーを楽しみに生きていく。これって何となくもったいない気がしませんか?

 

 

年に2回だけと言わずもっと余裕のある生活を送りたいのであれば、自己投資は避けては通れないミッションと言えます。

 

 

本当に正しい自己投資とは?

 

カツカツな家計を何とかしたい、もっとお金に余裕を持ちたいと考えた時、重要なのは”換金率の高い自己投資”です。

 

 

つまりは、将来的にどれだけのお金に変わるのかを意識することが大事になってきます。

 

 

自己投資というとまるでイノシシのように資格取得に走る人がいますが、その資格を取ったところで給料が5万も10万も上がるのかをよく考えてみてください。

 

 

医療分野で働いた経験上、専門資格や認定資格なんて持っていても手当なんて一円もつかないことがほとんどです。

 

 

だとすると、参考書やセミナーの受講料、受験費用の全てがマイナスとなるわけで、換金率で言ったら全くのゼロです。

 

 

というわけで、もっとお金が欲しいと思うなら資格取得は自己投資の選択肢から消えます。

 

 

ではどうすればいいのかというと、”お金を払い、自分の中に稼ぐスキルをストックする”の一択です。

 

 

サラリーマンの給料や昇給額なんてたかが知れていますから、そこはもう自分でお金を稼げるようになってやればいいんですね。

 

 

自分で稼ぐスキルやノウハウを身につけるためにお金を使う。全てはここからスタートします。

 

 

自力で稼ぐスキルやノウハウは実体がなく全てあなたの脳内にストックされ、記憶操作でもされない限りはずっと残り続けます。

 

 

これはつまり、いくらでも何度でもお金を生み出せることを意味しています。

 

 

それに、たとえサラリーマンをクビになったとしても自分で稼ぐ力を身につけていれば路頭に迷わずに済みますから、これはとても強力な安心材料ですよね。

 

 

食いっぱぐれる心配がなく、他のビジネスや投資に充てる余裕資金を捻出できる←まず最初に自己投資を推しているのにはこんな理由がありました。

 

 

とにかく個の力を高めれば未来が好転する

 

株や不動産やFXよりも、まずは自分のビジネスや資産を育てるのが先決と判断しました。

 

 

生活費を切り詰めているような素人が勝ち残れるほど甘くはありませんからね。

 

 

というわけで自分で稼ぐ力を身につけるべく、僕はある年の冬のボーナスをそっくり全額ノウハウ書にぶっ込みました。

 

 

今思うと、いつまでもウジウジしている自分を変えるきっかけが欲しかったのかも知れません。

 

 

ただ、さすがに一度に何十万と注ぎ込むのは普通なら躊躇すると思いますので、例えば一万円や二万円でもいいんです。

 

 

とにかく先を見据えて自分のパワーを高める。そうすることで、最終的に投資した金額よりもずっと多くのお金が舞い込むようになりますからね。

 

 

世のお金持ちが貯金より消費よりも自己投資を最優先に考えるのはこのためです。

 

 

物欲を抑え、一時のお金の目減りをぐっとこらえた先に真の豊かさがあると知っているからこそ、辛く厳しい時期を乗り越えていける。

 

 

正直なところ、この苦行のような期間を乗り越えられる人間はそう多くありません。

 

 

ほとんどの人間は目先の小金に目がくらみ、欲の誘惑に負けて散財します。

 

 

ですが今のあなたは何が最善なのかをしっかりと把握できています。ここまで熱心に読み進めてくれているのが何よりの証拠。

 

 

まずは余裕資金を生み出す能力を高めることが最優先。好きなものを買い漁るのはそれからでも遅くはないと思います。

 

 

〜あとがき〜

 

大事なことを言い忘れていましたが、個の力、すなわち自分で稼ぐ力を身につければサラリーマンの給料を超える金額を叩き出すことは十分に可能です。

 

 

それに加えてやり方次第では完全自動化もできますから、そうなったら誰もが羨む不労所得状態に突入します。

 

 

自分で築き上げた仕組みや資産が、自分の代わりに24時間休まず働いてお金を稼いでくれるんですね。

 

 

そうなったらあなたは寝ていようが遊んでいようが関係ありませんから、あとはやりたいことを思う存分やり尽くせばいいんです。

 

 

こんなことがなんの変哲もない一個人にもできてしまうわけですから、今の時代はある意味で恐ろしいですよね。

 

 

物欲にまみれ、貴重なお金を全て消費につぎこんでいた頃は、経済状況が上向く兆しなんて全くありませんでした。

 

 

しかし、”お金を増やすためにお金を使う”ことを実践し始めた途端に現状が動き出し、将来のビジョンも明るくなりました。

 

 

自分がアクションを起こせば、それに応えるかのようにお金が増えて現状が変わっていく。これ、なかなかいいものですよ。