業務量や人間関係、休日数に給料といった具合に、仕事に絶望を感じる理由は人それぞれです。

 

 

理不尽に叱られ、ろくに仕事もしないおばさんに嫌味を言われ、今にも爆発しそうなイライラを必死に抑え込みながらただ耐える。

 

 

それでいて、ほぼ空気と化した老人の方が自分よりも高い給料を貰う。

 

 

なぜ昼飯を食いに来ているだけの人間に何十万と支払うのか。そんな価値はないだろうが。

 

 

・・・といった具合に、僕もかつては行き場のない負の感情を抱えていたものです。

 

 

そんな心理状態のままで何年か頑張ってみましたが、仕事に絶望を感じるのであれば、それだけやっていても事態は好転しないと悟りました。

 

 

ある日いきなり給料が爆上がりするわけでも、嫌いな人間が一斉に消えるわけでもありませんからね。

 

 

今の仕事と、それを続けた先の未来に絶望しか感じられないのであれば、そこにこだわる必要はないし他の選択肢に目を向けた方が賢明、というのが僕個人の意見です。

 

 

仕事に絶望していた頃の話

 

高校入試に大学受験という2つの修羅場をくぐり抜けましたが、当時は死に物狂いで勉強したのを覚えています。

 

 

それは、やる時は本気でやらないとただのダサい奴になってしまうという思いと、必死こいて頑張っていればいつか必ず報われるはずだという淡い期待ゆえ。

 

 

大学4年になると”就職”という文字が頻繁にちらつくようになり、社会人デビューの時が日に日に近づいてきます。

 

 

その中で、今まで勉強を頑張っていい学校に進んだし、就職してからも頑張っていればいつか成功して裕福になれるはずだという期待が膨らんでいきました。

 

 

期待と不安が入り混じる中で新社会人として働き始めましたが、ものの1年もすると大体わかってくるんです。

 

 

これ、どんなに頑張っても一生豊かになれないやつだ・・・

 

 

かつて抱いていた薄っぺらい期待はあっという間に崩れ去り、どんよりと薄暗い灰色の現実が立ちはだかる。

 

 

殺風景で何の代り映えもない日常を積み重ね、来る日も来る日も同じことの繰り返し。

 

 

必死で業務を覚え、知識や技術を磨き、理不尽な上司にペコペコと頭を下げて仕事をしないお局様の尻を拭う日々。

 

 

汗水流して馬車馬のように働きまくった結果受け取れるのは生活費だけで全てが消え失せる薄給。

 

 

自分がどんなに結果を出そうが手柄を上げようが全くお構いなしの完全なる固定給。

 

 

激務をこなしてボロボロになっているのをよそに、老害達は涼しい顔をして高給を受け取る始末。

 

 

どこからともなくイライラがこみ上げてきて、それを押さえつけることに全力を注ぐ日々。

 

 

自分だけが頑張っているなんて思っていませんが、ならばせめて出来高制にして欲しい。

 

 

でなければ一体どうやってモチベーションを維持すればいいんですか。

 

 

必死こいてもサボっても貰えるお金は一緒。そんなサボったもん勝ちの給与体制には絶望しか覚えません。

 

 

加えて、学問を追求した結果”奨学金”という名の借金を何百万と背負い込み、月々の返済がただでさえ限界の家計をさらに逼迫させる。

 

 

おまけに年に2回のボーナスも低く抑えられ、月々のマイナス分の補填でほとんど全て消え去る始末。

 

 

これでは仕事をするために生きているようなもの。強烈な虚無感と絶望が押し寄せてきました。

 

 

結局僕は20代若くて貴重な時間のほとんどを仕事に費やしてしまったわけですが、この先あと30年以上も仕事を続けるのは絶対に無理だと悟りましたね。

 

 

新卒から定年まで40年以上もある計算ですから、たかだか30歳なんて折り返し地点ですらないわけです。

 

 

このままじゃ今と同じような生活水準でしか生きられないし、同じような景色しか見れずに老けるだけだ

 

 

仕事(雇われ労働)だけをして給料を貰って生きて行くことの限界を知った20代でした。その意味では大きな収穫だったと、前向きに捉えるようにしています。

 

 

価値観が狭いと人生=労働になる

 

高校や大学を卒業したら就職して定年まで勤め上げる、というのが人生の王道ルートなわけですが、この不自然なまでにスムーズな道順をそっくりそのまま辿ってしまうと、人生が仕事で埋め尽くされてしまいます。

 

 

もっとも、今の仕事がまさに天職だというのであればそれはとても幸せなことだと思うので、そういう人は人生=仕事でもいいのかもしれません。

 

 

ただ、今の仕事に絶望を感じていたり、どうやっても明るい将来が見えてこないというのであれば、それは改善の余地が大いにあると思います。

 

 

ここからが重要なのですが、かつての僕を含めて世の中のほとんどの人が”雇われ労働にこだわり過ぎている”という実情があります。

 

 

つまりは、食べていくためには誰かに頼み込んでお金を貰うより他に方法がないと思い込んでいるわけですね。

 

 

結論を言うと、今の時代はお金を得る方法は雇われる以外にもたくさんあります。

 

 

まずはこの事実をしっかりと受け止めることから始めるといいと思います。

 

 

”雇われ労働こそが全て!”なんて凝り固まった価値観のままで生きることで、人生そのものの可能性を狭めてしまっているんですね。自覚はあまりないかも知れませんが紛れもない事実です。

 

 

人間は元より変化を嫌う意固地な生き物ですから、自分の中に敢えて新しい風を吹かす作業というのはどうしても敬遠されがちです。

 

 

しかし歴史を紐解いてみると、大きな富や成功を掴み取っている人間というのはいつも決まって物事や時代の変化に敏感で、思考や行動が柔軟なんですよね。

 

 

さすがに歴史に名を刻まれるほどの資産家や富豪を目指すのは無理難題ですが、その姿勢をちょっと見習って自分の中に落とし込むだけでも随分と違った世界が見えてくるものです。

 

 

絶望的な未来しか想像できないのであれば現状を変えていけ

 

何十年と先の未来の展開が簡単に読めてしまう、これほど恐ろしいことはありません。

 

 

いつまでも現状維持という名の安定軌道に乗っていては、今と同じような将来が待っているだけです。

 

 

今の手取りが20万だとして、10年後には10万も20万も上がっているかと言われたらまず絶対にあり得なくて、年一回の昇給なんてせいぜい数千円が関の山です。

 

 

このままだと結婚とか家庭とか夢のマイホームどころの話じゃないな

 

 

自分が生きていくだけでも精一杯な経済状況ゆえに、どうしても明るいビジョンが見えてこないんです。

 

 

無理に背伸びして手を出そうものならきっと悲惨な結果になる、と。

 

 

さすがに悲観的過ぎるのではないかと思う時もありますが、自分の立ち位置を客観視できているのでこれはこれでいいと考えています。

 

 

というわけで僕が実践しているのは”現状を変える作業”です。

 

 

自分の頭で考えて自分の意志で行動する、ということをやっています。

 

 

今までは仕事という名の義務を消化することだけに全力を注いできましたが、残念ながらそれではいつまでも苦しいだけでした。

 

 

誰かの言いなりになって働いて給料を貰っているだけでは豊かにならない、だったら自分で何かしないとダメだと思いました。

 

 

そしてこの”自分で動くこと”こそが、よりよい未来を引き寄せる唯一の方法だったんですね。

 

 

一度きりの人生、必死にあがいて夢や理想を取りに行こう

 

僕は今までに何度か転職した経験がありますが、どの職場でも給料の伸び率が絶望的でした。

 

 

まるで、このままここで働いても未来はないよと宣告されているような感覚でしたね。

 

 

ここまで熱心に読み進めてくれているあなたも、多少なりとも今の仕事に絶望感を覚えていることと思います。

 

 

だとしたら、僕と同じく自主的にアクションを起こしてみてはどうでしょうか?

 

 

ちなみに僕の場合は、”資産を増やす”ことに労力を極振りしているところです。

 

 

自分の身と時間を切り売りしてお金を受け取るとなると、どうしても足元を見られてしまうんですよね。

 

 

40歳になろうと50歳になろうと、月給25万という値札を貼られていいようにこき使われて搾取されて、お金に苦しめられて振り回されるだけなんていくらなんでも悔し過ぎます。

 

 

そうならないためにも、なるべく早いうちから雇われ労働の給料以外の稼ぎ口を育てておくことが賢明なんですね。

 

 

例えば自分だけで月に5万や10万円稼ぎ出せれば精神的に相当楽になると思いますし、本業に対する絶望感も大分和らぐのではないでしょうか。

 

 

僕はインターネットとブログを使って資産を作る手段を選びましたが、それは最も効率よく運用できて、なおかつ雇われの給料を超える可能性を秘めているからです。

 

 

そして、そこで発生した収益を今度は積立や投資信託に回してさらに資産を拡大しているところです。まだまだ小さい金額ではありますが、ハッキリ言って面白いですよ。

 

 

何が言いたいのかというと、資産を作り上げるのは今の時代では誰にでもできてしまうということ。

 

 

この世の中は、お金があればより一層楽しめるようにできていますから、資産作りは積極的に挑戦すべきだと思っています。

 

 

そうすることで高価な品物にも手が届くようになりますし、生活水準も高まり、娯楽や嗜好品、貯蓄に回せる余裕も出てきますからね。

 

 

それに本業よりも稼げるようになってしまえば、いつだって辞表を叩きつけることができます。これは最高ですね。

 

 

お金稼ぎは汚いとか、どうせ自分には無理などとやらない理由ばかり探す人がいますが、それは自分の人生に無関心なことの表れだと思います。

 

 

一度きりの人生ですから、楽しく有意義にしようと必死になってもいいじゃないですか。