燃え尽き症候群(バーンアウト)とは、仕事などで心身を極限まで酷使した結果起こるそうです。

 

 

それまで真面目に頑張っていたのに、ある時から急にやる気や意欲が感じられなくなったり、より重症になると仕事の日の朝に起きることすらできなくなってしまうといいます。

 

 

そして近年、それが原因で仕事を辞める人が増えているという調査結果も出ているようですね。

 

 

僕自身も過去に燃え尽き症候群に陥った経験があるので、同じように苦しんでいる人の気持ちは痛いほど理解できます。

 

 

ではどうしてやる気や意欲が損なわれてしまったのか?

 

 

今になって当時を振り返ると、はっきりとした原因が浮かび上がってきました。

 

 

今回は、燃え尽き症候群についての実体験とその原因、打開策について語っていこうと思います。

 

 

歯を食いしばって社畜生活を送った結果燃え尽きた

 

義務教育→高校→大学→就職→定年まで労働

 

 

このほとんど一本道のような人生への疑問と違和感は学生時代からありましたが、当時は誰もが信じて疑わない王道に抗う力はなく、結局就職の道を選びました。

 

 

頑張って真面目に働けばいつか報われて幸せがやってくるはずだ

 

 

そんな淡い期待だけが、僕のモチベーションを繋ぎ止めていました。

 

 

しかしいざ働きだすと、どんなに歯を食いしばって汗水流しても、理不尽な上司にペコペコ頭を下げようと、お局様のご機嫌を取ろうと、その努力や頑張りが給料に反映されることはありませんでした。

 

 

実際の額は一か月をただ生き延びるのがやっとなほど細く、それでいて税金などはしっかりと取られる。

 

 

僕の場合は奨学金の返済が毎月3万円弱あり、それがより一層家計を苦しめていました。

 

 

なのでひと月の給料はきれいさっぱり無くなるか、下手すれば足りないこともしばしばで、泣く泣く貯金を切り崩して乗り切る始末。

 

 

ボーナス時は家計が潤うので嬉しいですが、よく考えるとまともに使えるお金が半年に一回しかもらえないという事実に気づきます。

 

 

そして、職場では好き嫌い関係なく円滑なコミュニケーションを求められますから、角が立たないように自分を押し殺さなければいけない。

 

 

自我や個性を無理矢理抑え込み、自身を歪めて矯正した状態で忙しい日々を送る。

 

 

自分であって自分ではない誰かを演じるのは心の消耗が尋常じゃないくらい大きいです。

 

 

そのうちに、

 

 

自分は一体何をやってるんだろう

 

 

こんなことを延々と続けていて本当に幸せになるんだろうか

 

 

と思うようになり、一度考え始めたら最後、やる気やモチベーションがどんどん薄れていくのがわかりました。

 

 

そして日頃のイライラとフラストレーションが最高潮に達したあの日、遂にお局様と衝突してしまいました。

 

 

ろくに仕事もせず、他人の陰口や粗探しに精を出し、それでいて自分よりも給料が上という事実に怒りが爆発したんです。

 

 

その後部門長に呼び出され、減給処分を言い渡され、希望退職を提案されました。

 

 

それまで辛うじて灯っていた火が、その瞬間に全て燃え尽きました。

 

 

努力や頑張りは一向に報われず、理不尽が当たり前のようにまかり通る現実を前に、とうとう力尽きてしまいました。

 

 

それからというもの、仕事への意欲ややる気は完全に失われてしまいましたね。

 

 

無論仕事なのでちゃんと形にはなるようにしますが、内心もうどうでもよくなっていました。

 

 

さらには、ただでさえ平日の朝は起きるのが億劫だったのが、特に日曜の夜中はもう最悪で、布団に入ってからは常に動悸がしているし、悪夢を見て一時間おきに飛び起きる症状が出始めました。

 

 

心身が悲鳴を上げていたんだと思います。あの時は本当に辛かった

 

 

以上が、僕が仕事で燃え尽き症候群を発症した経緯です。

 

 

燃え尽きた原因を分析してみる

 

燃え尽き症候群に陥ってしまうのは何が原因かというと、僕の経験からすると、

 

 

どんなに真面目に頑張っても成果が出ない

 

自分を無理矢理矯正した状態を維持しなければならない

 

少しでも問題を起こすと消される

 

そもそも終わりが見えない

 

 

この4点が大きかったです。

 

 

人一倍仕事の量をこなそうが、後輩の指導役に任命されようがお局様のご機嫌を取ろうが給料には全く反映されない。

 

 

自我や個性を殺され、自分であって自分ではない誰かを演じ続けなければならず、心の消耗が大きい。

 

 

この先あと何十年と繰り返さなくてはいけない。

 

 

無理矢理別人を演じて頑張っても成果が出ず、それでいて終わりも見えない状態のせいで心身がくたびれてしまうんです。

 

 

加えてちょっと角が立ったことで冷遇を受けて糸がプツンと切れました。完全ノックアウトですね。

 

 

労働者がこんなにも心身の消耗を強いられるのはなぜか?

 

 

その理由は、労働者は誰かが稼ぐための仕組みの一部に過ぎないからです。

 

 

前述にお伝えした、燃え尽き症候群の原因をさらに掘り下げると、雇う雇われるの悪しきシステムが見え隠れします。

 

 

どんなに真面目に頑張っても成果が出ない→あなたの手柄は雇用側が横取りしている

 

自分を無理矢理矯正した状態を維持しなければならない→円滑に仕事をこなす歯車が好まれる

 

少しでも問題を起こすと消される→替えはいくらでも利く

 

そもそも終わりが見えない→搾取し続けるため

 

 

いかがですか?働くのが当たり前だと盲目になっていると決して気づくことのない真実が見えてきますね。

 

 

労働者はオーナーを裕福にするために働いている

 

 

これは持論でもなんでもなく、紛れもない真実なんです。

 

 

このことを知っても尚労働者として生きるというのは僕には不可能でした。

 

 

全てが自分のためになる土俵で勝負することが大事

 

この世界は、単に真面目で頑張っているだけでは絶対に報われないようにできていて、むしろそういう人たちが食い物にされる仕組みが確立しているんですね。

 

 

ですがそれはそれ。諦めるのはまだ早いです。

 

 

幸いにも、あなたの努力や頑張りが全てあなたの手柄となるような方法が存在します。

 

 

もしあなたが今燃え尽き症候群に陥っているとしたら、僕はチャンスだと思います。

 

 

なぜなら、現状のままではどんなに頑張っても裕福になれず、心身が擦り減っていくだけだという事実に気づけたからです。この収穫は大きいです。

 

 

僕が最もおすすめしたいのが、”自分の資産を持つ”ことです。

 

 

資産はあなたにお金をもたらしてくれるものです。

 

 

コツコツと育てていくことで、やがてあなたを助ける強い味方となってくれます。

 

 

今僕がこうして書いているブログや記事も、実は資産と捉えることができます。

 

 

うまくキャッシュポイントと結びつけることで、お金が発生する仕組みを作り出せるんですね。

 

 

この作業というのはかなり骨が折れますが、やっているのは全て自分ですし、その成果が全て自分のものになる点が気に入っています。

 

 

どこの誰かもわからない人間に吸い上げられる心配はゼロです。

 

 

こう考えると、いくら努力しても手柄を誰かに持って行かれることよりも、全てが自分の手柄になることを頑張る方にシフトするのが良さそうですね。

 

 

〜あとがき〜

 

労働者でいることの不遇と限界を知ってしまったので、僕はこれ以上労働生活に何かを期待することはありません。

 

 

もちろん、労働者のままで他の資産や稼ぎ口を持っている人はたくさんいます。

 

 

問題は、努力や頑張りといった手柄を誰かに横取りされるのを許容できるかどうかだと思います。

 

 

僕はどうしてもこの部分が納得いかなかったので、全てが自分のためになることに全力を注ぐと決めました。

 

 

一発勝負の人生ですから、そこは貪欲に、手柄を全取りしてもよくないですか?

 

 

誰かに奉仕するのは自分に余裕ができてからでも遅くはないと思っています。