無理に仕事に生きがいを見出さなくてもいいんです

 

この世の中には、仕事こそが全てであり人生の醍醐味だという人がいます。

 

 

もし本当に自分のやりたい仕事ができていて、心の底からやりがいを持って取り組めているというのならそれはとても幸せなことだと思います。

 

 

ですが、では無理矢理にでも今の仕事に生きがいを見出さなければいけないのかというと、僕はそんなことはないと思っています。

 

 

そもそも今の仕事をどういう理由で選んだかという話で、どうしてもやりたくて選んだのか、それとも生活のためという理由で選んだのか。

 

 

前者の場合は自分の意志が大きいので当然生きがいも感じられるでしょうが、後者の場合は生活が第一で、やりたいやりたくないは後回しになっているわけですね。

 

 

そもそも大してやりたくもない仕事にいくら生きがいを見出そうとしても無理がありますし、結局長続きせず一時の気持ちの浮き沈みでしかないんですよね。

 

 

僕は大学卒業と同時に医療系の国家資格を取得しましたが、その理由は”医療系でしかも資格があれば食いっぱぐれる心配がないから”というものであり、特にやりたいわけではありませんでした。

 

 

しかし、曲がりなりにも自分で選んだ仕事なので、何とかやりがいを見つけようと頑張ってはみたものの、たまに面白いなと思うことはあっても、どうやってもその気持ちが定着しないんです。

 

 

自分の本心って誤魔化しが効かないもんだなとつくづく実感しましたね。ダメなものはダメなんだと。

 

 

これは僕の話ですが、もしあなたも今の時点で生きがいを感じられないのであれば、その気持ちがこの先変わる事ってまずないと思うので、無理強いせずにそういうものだと割り切った方がいいと思いますね。

 

 

今の仕事で得るものと失うものの折り合いがつくかどうか

 

やりたいやりたくないを抜きにして、今の仕事を思い浮かべてみてください。

 

 

仕事がその日のほとんどの時間を占有し、寝る前におまけのような自由時間が少しあるだけで、来る日も来る日もやっていることはほとんど変わらず何の代り映えも無い。

 

 

1ヶ月を労働で埋め尽くして得られるのは、雇用側に都合よくコントロールされた固定給であり、生きるので精一杯。

 

 

でも暮らしていくためには給料を貰わないといけないからまた働くけど、これを延々と繰り返したところで、収入と支出が似たり寄ったりな額になるのでいつまで経っても家計が潤わないことに気づく。まさに終わりのないラットレース。

 

 

雇われの労働者は、自分の時間や住む場所を選ぶ権利、人間関係を選ぶ権利を全て差し出すことで、オーナーからほぼ頭打ちの給料を受け取ります。

 

 

労働者はオーナーが所有する仕組みを動かすための歯車に過ぎず、どんなに汗水流して成果を出そうと、手柄の9割はオーナーの懐に吸い込まれます。

 

 

何もかもを差し出して、いくら歯を食いしばってあがいたところで決して報われず裕福にもなれない。こんなことってアリなんですか?

 

 

やりがいや張り合いを持って仕事に取り組むこと自体は素晴らしいです。これは冒頭でもお話しした通りです。

 

 

ですが、その土俵を間違えてしまうと途端に弊害の方が大きくなってしまうんですね。

 

 

好きなことをやれている現状に満足してしまい、肝心の稼ぎが低いことや貴重な時間を食われていることに目をつぶってしまうと、それはあなたの雇い主の思うつぼです。

 

 

どう考えても悪条件なのに、それを呑んでなおかつ喜んで働いてくれるなんて、彼らにとっては素敵なマリオネット以外のなにものでもありません。

 

 

この世の中は、ただ真面目なだけの人がどこまでも搾取されるようなシステムで動いていますから、どんな土俵で、かつ何に力を注ぐのかが非常に重要になってきます。

 

 

その意味では、現状に生きがいを見出せないというのは僕はむしろチャンスだと思います。

 

 

やりがいだけが先走ってしまい、自身の置かれている境遇に盲目になっては結局損ばかりしてしまうんですよね。

 

 

今の仕事が全てじゃないと思えているというのは大きいです。本当に注力すべき仕事に辿り着ける可能性が大いにありますから。

 

 

その勢いのまま読み進めてくださいね。

 

 

結局何を生きがいにすればいいのか?

 

長々と話してきましたが、では最終的に何を目指すのかというと、

 

 

全てが自分のためになる仕事を生きがいにする

 

 

これですね。

 

 

要は選ぶ仕事が全てで、ここを間違うとどんなに頑張ってもひたすら搾り取られる羽目になるんですね。

 

 

赤の他人に搾取されるのを回避するには、自分の力で稼ぐ以外に方法はありません。

 

 

誰かに雇われているから、その誰かを稼がせるために働かなくてはならないんです。

 

 

だったら自力で稼いで手柄を総取りしてしまえ、という話です。

 

 

今の時代は、一個人が自力で稼ぎを上げられるようなチャンスや手法がゴロゴロと転がっていますから、これを利用しない手はありません。

 

 

僕自身、医療職と言えども誰がやっても変わらないような業務内容でやりがいもなく、それでいてそもそもの労働者の不遇も相まって、全てが自分のためになる土俵で戦うことを決めたという経緯があります。

 

 

僕の場合はネットビジネスを選択しましたが、こうしてブログを運営したり記事を更新したりというのは相当大変な作業ではありますし、それでいてすぐに成果がでるようなものでもありません。

 

 

しかしながら、誰に指図されるでもなく全て自分の意志で取り組んでいて、ハッキリ言って気分がいいです。

 

 

最初から舗装された道路を進むのではなく、歩く道を自分自身で切り拓いている感じが好きです。今ではまさに生きがいとなっていますね。

 

 

あなたは今まで不遇な環境で頑張ってこられたことと思います。理不尽な思いもたくさんされてきたはずです。

 

 

そろそろこの辺で、成果を全取りできる仕事を始めてみたらどうですか?