たくさん働いて残業も頑張って、休日返上で出社する。全ては会社の業績アップに貢献するため
少し前まではこんな時代でした。
会社の業績が上がればちゃんと見返りがある。
給料の割も良いし終身雇用も約束されていて、個人に対しての待遇がとても手厚い。
だから多少苦しくても頑張れるし、会社に一生を捧げようという気にもなりますよね。
ですが現状はどうでしょうか。
企業や会社は、自身の存命と保身が最優先で、不要と見なせば一個人など簡単に切り捨てます。
都合よくこき使って利用して、心身ともに限界に達したとしても救いの手など決して差し伸べない。
それでいて生きるのでギリギリのエサを与えて飼い殺し、何もかもを搾り取っていく。
今の時代は、どんなに汗水流して懸命に働いたところで、その頑張りや手柄は全て会社の経営陣に吸われるだけで、あなたの手元には何も入ってこないんです。
一向に楽にならず、生活が苦しいからまた働くしかない。そうやって人生の貴重な時間が労働で埋め尽くされていく。
必死に働いても報われている実感がない、やる気も活力も湧いてこない
今のあなたはまさにこんな状態かも知れませんね。かつての僕も全く同じでした。
人を大切にしない体制には反吐が出ます。
会社のために身を粉にして一生を捧げる、そんな時代はすでに終わっていると考えた方がよさそうです。
僕たちが生きる今の時代は、想像しているよりも遥かに速いスピードで進んでいるようです。
そのため、ちょっとでもよそ見をすればあっという間に取り残されてしまうのが恐ろしいところ。
時代に置き去りにされることの一番の弊害は、”どんどん不幸になっていく”点だと思います。
前項で取り上げた、会社のために働くという価値観がいい例ですね。
寝ても覚めても働いて、日常を労働で埋め尽くしても全く楽にも裕福にもならず、反対にどんどん自分の首が締まっていく。
雇用側に散々搾り取られ続けて、最悪の場合切り捨てられて路頭に迷う。
前時代的な価値観のままで生きていては、遅かれ早かれ人生が狂います。
そうならないためには、時代の変化に敏感に、常にアンテナを張っておくことと、他者依存ではなく、自分自身で何とかしようとする姿勢が重要だと考えています。
他力本願の浦島太郎、この状態が最も危険です。
他人にしがみついて言いなりなって、その結果路頭に迷うようなことがあっても誰も助けてくれません。
僕もかつては、日常を労働一色に染め上げて、いつか誰かが救い上げてくれるだろうという甘い考えで生きていましたが、いつまで経っても楽になることはありませんでした。
来る日も来る日も労働に明け暮れ、1ヶ月の給料はきれいさっぱりなくなるので飲みにも行けなければ好きな服も買えない。
一体何のために生きているのかわからなくなったのを覚えています。
話が逸れましたが、これからの時代は自分の足で立って、自分の頭で考えることができる人間だけが生き残れるのかなと思っています。
もう1つ大切なこととしては、”他の誰でもなく自分のために働く”という考え方です。
そんなの当たり前だろと思われるかも知れませんが、実践できている人って実は少ないんです。
世の中の9割の人は雇われの労働者で、誰かの所有する仕組みを回すのが仕事です。
ということは、労働者というのは誰かを稼がせるために働いていることになりますね。
口ではいくら自分のためとは言っても、その実情は他人の懐を温めているに過ぎないんです。不本意ですよね。
僕はこの構図がどうしても気に食わなかったので、頑張りや手柄を全取りできるにはどうしたらいいのかを必死に考えました。
その結果、”自分自身でお金を生み出せばいい”という結論に至ったんです。
自分で稼ぐ能力を身につけるために知識やスキル、ノウハウを習得することこそが、自分のために働くのと同義だと考えたんですね。
誰かに雇われてお金を貰っているから足元を見られるし、手柄を横取りされるんです。
それが嫌なら自主的に稼いでしまえ、とてもシンプルですね。
今の時代は、一個人でも稼ぎを上げられるような土俵が整っていて、個の力を存分に発揮できるチャンスがたくさんあります。
前項でうまく時代に乗っかるのが重要だと言ったのは、こういう実情があるからです。
凝り固まった価値観では険しく厳しいけど、うまく適応しようとする姿勢を見せれば表情明るくチャンスを与えてくれる。今はそんな時代だと思います。
僕たちが生きるこの国には自己犠牲をこれでもかというくらいに美化する風潮がありますね。
確かに、誰かのためを思って行動を起こすのは気持ちのいいものです。
しかし、常に他人が最優先で自分は後回しという姿勢では、自分自身は一体いつ幸せになれるのでしょうか。
まずは自分自身が豊かになって、その後で他の誰かにおすそ分けしてあげる方が順番としては正しいと思いますね。
会社のために働くにしても、それで豊かになるのはオーナー側であり、肝心の自分はただ生き延びるだけのギリギリの生活を強いられます。
自己犠牲を美化して持ち上げて、正直に実践する人間から何もかもを搾り取っていくのがこの社会。
一度きりの人生、そろそろ誰かの養分として生きるのはやめにしませんか?
〜あとがき〜
自分が頑張れば頑張るほど、知らない誰かが肥えるだけ。
この事実にもっと早く気づくべきでした。
20代の頃は、とにかく頑張っていれば何とかなるという浅はかな考え方で生きていましたね。
頑張りどころを間違うといつまで経っても報われないし、反対に自分の首が締まっていくんです。
失った時間は取り戻せない、だったらこれからの人生を最高のものにしてやろう
こんな気持ちで、自分で稼ぐ力を高めています。