就職して定年まで勤め上げて老後は年金暮らし

 

 

世の中のほとんどの人が信じて疑わない王道ルートですね。

 

 

40年以上もの時間を労働で埋め尽くし、その後は国に面倒を見てもらう。

 

 

ひと昔前は国も会社もそれなりに潤っていて、終身雇用と手厚い待遇の下で高い給料とボーナスを貰い、十分な貯蓄と年金で楽しい余生を謳歌できたかもしれません。

 

 

それが今となっては、給料はただ生きていくだけでギリギリの金額に調整され、ボーナスなんて下手すれば一円も出ない。

 

 

終身雇用はもやはおとぎ話の世界であり、ケガや病気でもしようものならあっさりと切り捨てられてしまう。

 

 

そんな不遇な現実がありながら、それでもなお会社にしがみつくことでしか生きられないというのは問題だと思います。

 

 

他者依存の受け身の姿勢のままでは今後ますます苦しくなっていくことは容易に想像できます。

 

 

会社にしがみついて給料を貰うしかない

 

 

雇われの身一本で生きていくのがどれだけ不遇でリスキーなのか、これからの時代で最も重要なことは何なのか、というのが今回のお話です。

 

 

過去の栄光に浸り続ける人間の末路

 

僕のかつての職場では後期再雇用制度なるものがあって、要は定年後も雇ってあげるよという内容でした。

 

 

この制度を受けるかどうかは完全に任意ですが、定年を迎えた部長は誓約書にサインをしました。

 

 

現役時代から全く何もしないしできないことで有名で、周りがどんなに忙しくてもしっかり定時で上がります。

 

 

年功序列という腐った制度のおかげでのし上がっただけの無能。

 

 

この年齢はかつての”いい時代”を知っている人間です。

 

 

終身雇用、羽振りの良い手当、高い給料にボーナス。

 

 

ぬくぬくした待遇にあやかるだけで、知識やスキルを高めることもせずただ逃げ続けてきただけの人間。

 

 

そんな元部長の仕事は社内の散歩とヤフーニュースを眺めること、そして誰よりも早く食堂に行くことだけです。

 

 

それでいて必死に頑張っている新人の子と貰える給料は変わらない。バカバカしくてやってられませんよ。

 

 

お手本のような老害なわけですが、こういう人間に共通しているのは”前時代的な価値観を未だに信じている”点です。

 

 

過去に囚われ、いい時代を美化するだけで現実を見つめようとしない。

 

 

だから相変わらず何もしようとしないし、未だに会社にガッチリしがみついて、最後の最後まで面倒を見てもらおうとする。

 

 

40年以上も働き続けて培ったのは他力本願のお客様精神だけ。

 

 

部下から冷たい目で見られ、使えない烙印を押され、空気と同化して細い給料を貰う。

 

 

何もしてこなかった人間の末路など悲惨なものです。

 

 

いきなり放り出されたら自分の足で立てるのか

 

今の時代は派遣切りなど日常茶飯事で、正職員ですら人件費削減のターゲットです。

 

 

有名な会社や企業があっけなく倒産するし、月々の業績なんて簡単に傾きます。

 

 

その裏では機械化がどんどん進んでいて、別に人間がやらなくてもいいような仕事は機械に奪われていますね。

 

 

一歩でも踏み外せば奈落。そんな社会情勢の只中にいて、誰かにすがるしか選択肢がないというのはハッキリ言って命綱をしないで綱渡りをしているようなものです。

 

 

先ほどの元部長のように、ぬるま湯に浸かり続けてきた”持たざる者”というのは、いざ首を切られたら再起はまず不可能だと思います。

 

 

しかしながら、高いスキルや知識、経験を持っている場合でも実は例外ではありません。

 

 

なぜなら、今の会社で頑張って磨いたものは一旦外に出ると役に立たず全く通用しないことがあるからです。

 

 

その会社でだけ通用するスキルやルールをいくら突き詰めたところで潰しも応用も利かないんですね。

 

 

他でも使えるスキルも知識もあるし、資格だって持ってるから大丈夫!

 

 

という声が聞こえてきましたが、そもそもの話、誰かに雇われる形でしか価値を発揮できないのであれば、それは安全材料にはなり得ません。

 

 

なぜなら、あなたを雇うのも切り捨てるのも結局は雇う側次第だからです。

 

 

どんなに知識やスキルが高くても、資格マスターだったとしても、雇う側が不要と見なせば簡単に切られます。

 

 

あなたが働き続けられるかどうかの決定権は他人が持っていて、あなた自身ではコントロールできないんですね。

 

 

身の安全は全く保障されておらず、もしかしたら明日の今頃は路頭に迷っているかもしれない。残酷ですがこれが現実です。

 

 

誰かに雇われて給料を貰うことでしか生活できないという状態がどれだけリスキーなことか、お分かりいただけたと思います。

 

 

会社にしがみついてばかりでは搾取されるだけ

 

それにもう1つ、今あなたが受け取っているその給料、実はとんでもなく足元を見られた金額なのはお気づきですか?

 

 

誰よりも効率よく仕事をこなそうが、仕事のできない上司の尻拭いをしようが全く反映されず、1か月をただ生きるだけで精一杯の金額が振り込まれるだけ。

 

 

ではあなたの努力や手柄は一体どこに消えているのかというと、あなたの雇い主の懐を温めるのに使われています。

 

 

あとはわけのわからない税金ですね。

 

 

あなたがどんなに頑張って仕事をこなそうと、それでホクホクになるのはあなたではなく赤の他人なんですね。

 

 

なおかつ、その細い給料を貰うためにはありとあらゆる自由や選択肢を差し出す必要があります。

 

 

日常が労働を中心に回っていて、自由に使える時間なんてほとんどないし、頑張った自分を労うことすら許されません。

 

 

人生が義務と束縛で溢れかえった挙句、受け取れるのは必要最低限の金額だけ。一体何のために生きているのか分かりませんよね。

 

 

ここまで舐められてしまうのは、やはり”給料を貰うことでしか生きられない”という弱点を背負っているせいだと思います。

 

 

会社にすがりつくことでしか生きられないから足元を見られて何もかもを勝手に決められてしまうんですね。

 

 

おまけに散々搾り取っておきながら、いざ使えないとなるとあっさりポイ捨てですからね。こんな不遇な話はありませんよ。

 

 

会社に貢献すればするほど自分も潤うなんて時代はとっくに終わっているということです。厳しい世の中になってしまいましたね。

 

会社なんて野望を叶えるための踏み台でしかない

 

会社から受け取る給料だけに100%依存していると非常に危険ですし、何もかもを束縛された窮屈な人生しか送れないと僕は判断しました。

 

 

たかだか20万円足らずをウロついているようではお金の不安なんて絶対解消できませんし、老後なんて絶望的ですからね。

 

 

というわけで降ってくるお金をただ待っているのではなく、自分でお金を生み出してみることにしました。

 

 

前時代的な考えのままで凝り固まっていると確かに苦しい時代ですが、ちょっと思考を変えるだけで一気に道が開けてきます。

 

 

インターネットが普及した今、自分で稼ぐ方法なんて実はたくさんあるんですよね。

 

 

誰にも雇われず、自分の力だけでサラリーマンの給料以上を稼ぎ出せるのが今の時代。

 

 

この事実を知ってからというもの、サラリーマンで居続けることの意味が分からなくなりましたね。

 

 

僕には欲しいものや行きたい場所、やりたいことが山ほどありますが、その実現のためには会社員という枠組みが邪魔でしかありませんでした。

 

 

ここまで読んでくれているあなたにも夢や理想が必ずあるはずです。

 

 

それらを叶えるために、会社にしがみつくことをやめて逆に利用してやるのがいいかと思います。

 

 

とりあえず食べていけるだけのお金は貰えていると思うので、今のうちに力をつけて別の稼ぎ口を作ってしまうのが賢明です。

 

 

いつの時代も大きな富を手にしているのは自主的に動いた人間、これは確かです。

 

 

つまりは、最終的に笑うのは僕やあなたということです。

 

 

冴えない現実などぶっ壊して開放的に生きよう

常に優等生であれ。そうすればハイレベルの学校へ進めるから

 

ハイレベルの学校に入っても成績優秀であれ。そうすればいい会社に就職できるから

 

就職したら定年まで立派に勤め上げなさい。そうすれば安定と穏やかな老後が手に入るから

 

こんな耳障りなノイズの通りに進学し、約10年間労働者としてやってきましたが、今になって振り返ると窮屈で殺風景な世界を生きていただけでした。

 

 

赤の他人の声ばかりを気にしているから人生がモノクロになるし、会社にしがみついているから20万円の範疇でしか生きられないんです。

 

 

これ以上わけのわからない他人の言いなりになって生きるのはうんざりだし時間の無駄だと思ったので、自分の本心や信念に忠実に生きていこうと決めました。

 

 

僕やあなたが思い描いた通りに人生をデザインできるのが今の時代です。

 

 

あなただけのストーリーを紡いでいくためには、先ほどお伝えした”自分で稼ぐ力”を身につければいいんですね。

 

 

誰にも雇われず指図もされずにお金を生み出せる能力、これさえあれば誰かが敷いたつまらないレールをぶっ壊すことができます。

 

 

一度きりの人生、その他大勢と同じ方に向かって行進するだけなんてつまらないと思いませんか?

 

 

周りの目を気にして真面目に生きたところで報われず搾取されるだけだと分かったなら、今すぐにでも動き出してみるといいですね。

 

 

〜あとがき〜

 

僕たち人間は底なし沼に片足を突っ込んでいる状態で生まれてきます。

 

 

自分の頭で考えてアクションを起こさないとズルズルと引きずり込まれるようにこの社会はできているんですね。

 

 

敷かれたレールを1ミリも踏み外さずに生きてみてよくわかりましたし、その結果不幸になったとしても誰も責任なんて取ってくれません。

 

 

どうせ自己責任なら好きなように生きた方がいい、そう思っています。