老後資金、これは定年退職後の余生を過ごすのに必要なお金ですね。
それまで人生を労働に捧げてきた人たちにとって、老後というのはやっと自分の時間を楽しむことができる貴重なものです。
その老後をいかに活き活きと過ごすことができるのか、これはやはり十分なお金ありきの問題だと思います。
ではその老後資金というのは一体いくら必要なのかという話を少しと、果たして今の生活のままで十分な資金を貯めることができるのかということについて考えてみたいと思います。
充実した老後を送るために必要な資金の額はなんと数千万円にまで達するということらしいですね。
普通に生きていると、このような大金に触れる機会などまずありませんので、なんだかめまいがしそうな額ですが、実際本当に必要になってくるようです。
現役時代に貯めることができるのか?
もし必要な額が貯められなかったら?
早速暗雲が立ち込めてきました。
自身で用意する老後資金の他に期待するのは年金ですね。
老後資金の中で、年金の受給が占める割合は大きいと思います。
実際、多くの人が年金を頼りに老後を過ごすことになります。
しかし、少子高齢化社会のお手本といっても過言ではないこの国では若い世代の人たちの負担が非常に重く、
老人はどんどん増えるのに若者が全然いないという事態となり、最終的には年金が全員にいきわたらなくなる、つまりは年金制度の崩壊が懸念されているようですね。
しかし実際は、
この国が破綻でもしない限り、そして経済が安定している限り年金制度の破綻は絶対ありえない
ということのようです。
これは一見朗報ですが、この話には続きがあって、
破綻はしないが、その分さらに増税したり、年金支給年齢を引き上げたり、受給額を減らすという措置が取られる可能性がある
とのこと。
すでに60歳から65歳に受給開始が引き延ばされているにも関わらず、さらに延びていくこともあり得るんです。
年金制度は破綻しませんから安心してください。その代わりに、
税を重くして国民の懐からお金を吸い上げます。
受給開始年齢を引き上げるので、それまで頑張って働いてください。
ちょっと足りないので受給額を減らさせてください。
あまり悲観的に考えたくはありませんが、今後はますます経済的に厳しくなっていくことが想像できますね。
老後の資金を貯めようにも税が重くて進まず、年金をもらえるのは70歳や80歳になってから、額が少なすぎて到底生活できない・・・
みんながみんなずっと健康に働けるわけではありませんし、一体僕たちはいつまで苦しめば解放されるのでしょうか?
ここで確実に言えるのは、これが僕たちが生きる国の実態であること、そして近い将来、ただ年金制度を破綻させないという理由だけで、さらに国民の負担が重くなっていくということです。
年金制度が期待できないとなったらどうなるかというと、1人1人が貯めなくてはいけない老後資金がさらに増えることになります。
ただでさえ数千万円単位の額が必要なのに、そこからもっと貯めなければいけなくなる。
薄々お気づきのことと思いますが、そんなことは絶対に不可能です。
毎日毎日馬車馬のように懸命に働いているにも関わらず、もらえる給料といったら、人をバカにしているかのようなはした金。
そしてそこからわけのわからない税金をかすめ取られ、残ったわずかなお金からさらに老後の資金を捻出するなんて絶対に不可能です。
欲しいもの、やりたいこと、食べたいもの、それらすべて我慢して若いうちから老後のためにお金を貯めなさい
本来なら可能性に満ちて何でもできる若い時期を、体力も気力も衰えた老後の生活費のために潰せと国は言っているわけです。
僕たちは、老人になった後のお金を貯めるために生まれてきたのでしょうか?これはどう考えてもおかしいです。
人生の目的が全くもって意味不明ですが、国は僕たち国民にこの謎のレールの上を歩かせるように仕向けてきます。
今のまま国の言いなりになっていては、人生に意味を見出せずにただ老いて、溢れんばかりの悔いだけを残してこの世を去ることになると思います。
国はもう頼りにならない、でも今の労働生活では十分な老後資金を貯めることが不可能。
この現実を知った上で考えるべきは、”収入の柱を増やすこと”ですね。
労働者としてもらえる給料は頭打ちですし、昇給額なんて微々たるもの。
この細い収入源だけに頼りっきりではこの先間違いなく苦しいです。
生きるだけでも精一杯なのに、老後の資金などもってのほかです。
ですので、頭打ちの給料の範囲内で何とかしようとするのではなくて、いかにして収入を増やすのかを考えて行動する方が賢明なんです。
最近では副業OKの企業が少しずつ増えていますが、これはつまり、
この先もずっと雇い続ける自信がないからあとは自分で何とかしてくれ
と言っているわけで、終身雇用が終わりを告げていることの現れですよね。
せっかく副業の許可が出ているのですから、これを利用しない手はありませんが、かと言って副業も労働者として働くことはおすすめしません。
確かに、誰かに雇われて働くことでお金はもらえるかも知れません。
でも結局のところ、雇われの賃金というのはあなたが費やす労力には到底釣り合わないような額でしかないんです。
このことを踏まえた上で挑戦してほしいのが、”自分で稼ぐ能力を高めること”。
このことについては他の記事でも口酸っぱく書いていますが、それはこれからの時代を生き抜いていく上で間違いなく必要な能力だと思っているからです。
加えて、自分でお金を生み出せるようになった暁には、それまで考えられなかったような自由と人生が待っているのが分かっているので、こうしておすすめしているわけです。
自分でお金を生み出せるようになると、やり方次第では本業の給料など簡単に超えてしまうほどの収入が見込めるんです。
どんなに頑張っても頭打ちの賃金とは違って、やればやっただけ収益が伸びていくまさに青天井の世界。
老後資金といって意識的に貯めずとも勝手にお金が貯まっていきます。
息つく暇もない労働生活に身を投じているとなかなか気づきにくいかも知れませんが、個人が大きく稼げるような方法や世界があるんです。
最初は副業として小さくスタートして、コツコツと成果を重ねて、本業の給料を超えたタイミングで脱サラ。
その後はより本腰を入れて取り組むことができますし、仕事時間やその日やるかやらないかといったことを全て自分で決められるようになりますから、無数の義務でギチギチに固められた労働生活とは比べ物にならないくらいに自由度が高いです。
ある程度安定して収益があれば、一か月や二か月もの間一切仕事をしないなんていう人を僕は知っていますし、現に可能なんですね。
この世の中は雇う側が1割、雇われる側が9割と言われているように、ほとんどの人間が労働者として、様々な制約や束縛を受けながら日々働いています。
ダラダラと長い労働時間、嫌いな人間、募るストレス、安い給料、浪費される貴重な時間・・・。
30代に差し掛かるタイミングで仕事や人生について考える人がいますが、それは現状や将来に対して不安や焦りを抱けている証拠であり、こういう人は物事をいい方向へ持って行く素質があると言えます。
自分の人生を短いものさしでしか測らず、どうせこんなもんだと自らブレーキをかけている人が余りにも多すぎます。
自分の人生は自分で決めるし切り拓くんだという貪欲さがもっとあってもいいと思います。
何もかもを他人に委ね、一生不自由に過ごすのか、それとも自分の意志で自由を勝ち取るのか。
人生の舵取りをするのは他の誰でもなくあなた自身です。
今一度、これまで歩んできた人生を振り返るのと同時に、これから先の未来について考えてみてください。
そうすれば、自ずと答えが見えてくるはずです。
〜あとがき〜
僕がネットビジネスの世界に飛び込んだきっかけは、自分で稼げるようにならないとこの先危険だという危機感と、それともう一つ、無責任なことを吹き流して他人の人生を台無しにしようとする国に対して怒りを覚えたからでした。
何かに対する怒りの念というのは、制御が効かないと様々な災難や不利益の原因となりますが、うまくコントロールすることによって爆発的な原動力を生み出します。
綺麗ごとばかりではなく、時には負の感情をうまく利用することで、結果的に物事がいい方向へと向かっていく場合もあるんですね。