仕事を続けるかどうかで迷っている、という人は多いと思います。
それは、このまま今の仕事を続けるべきか転職か、今の職場に居続けるべきか職場を変えるかなど、人によって様々なパターンがあります。
当然のことではありますが、職業を変えるにしても職場を変えるにしても、結局は働き続けることには変わりありません。
ではもしこの他に、”働かない”という選択肢が入ってきたらどうか?
実は今の時代、働かないで好きなことばかりやって生きている人がたくさんいるんですね。
何の義務もなく、何の束縛もなく、毎日が休日の生活を送っている層が実際に存在しています。
毎日汗水流して懸命に働いているあなたは不快に思われるかも知れませんが、実はこの層に入れるチャンスというのはあなたにも十分あるんです。
仕事を続けるかどうか、働き続けるかどうかだけではなくて、働かなくて済む方法を探るという選択肢もあるよということを知っていて損はないと思います。
この記事にたどり着いたあなたは、このまま仕事を続けるべきかどうかで悩んでいることと思います。
ではなぜ悩むのか?まずはその理由を明確にすることが重要です。
例えば、
熱意を持って仕事ができない
やる気が湧いてこない
同じことの繰り返しで飽きてしまった
給料が安すぎる
このまま一生今の仕事を続けるのかと思うと不安
人間関係が劣悪過ぎて精神を病んでしまいそうだ
あまりの激務で体を壊してしまいそうだ
いつリストラされてもおかしくないので安定した職業を
ざっとこんなところでしょうか。
なぜ悩むのかが明確になったところで、次にその悩みは職業を変えたり職場を変えることで解決が見込める問題なのかどうかを考えてみてください。
上記のような悩みの種というのは1つだけということはまずなくて、ほとんどの場合複数の悩みがあるはずです。
その悩みすべてを転職で払拭できるのかよく考えてみてください。
いかがですか?どんなに転職したところで、結局は何かを妥協して働かなくてはいけないという結論に至ったのではないでしょうか。
なんとなく安定していそうだけど給料が底辺
人間関係は良さそうだけどやる気が全く湧いてこずに日々苦痛
給料は今より上がるけど激務なうえに人間関係は最悪
などなど。
働き続けている限り、一生妥協と我慢の連続なんですね。
いくらいまよりいい仕事、快適な職場を夢見て転職したところで、結局は種類は違えど悩みの種が尽きることはありません。
心身が今にも壊れてしまいそうな緊急事態の場合はすぐにでも転職を考えるべきですが、
それ以外の問題は、転職してもまた同じことの繰り返しであり、根本的な解決には至らないと言えます。
僕は20代半ばで転職した経験があります。
それまでの職場は、無能な上司のお手本のような輩がトップに立っていて、そのくせ仕事量は多くて人間関係は最悪。
肝心の給料もただ生きるだけしかできないようなはした金でした。
約3年間頑張って働きましたが、環境は好転することもなく遂に転職する決断を下しました。
その後見つけたのは、給料は今より良くて機械も最新モデル、そして実力のある上司がいるし良さそうだということで履歴書を送り面接を受け見事合格。
やる気を持って働き始めたのもつかの間、すぐに精神的に追い詰められてしまいます。
確かに実力のある男性上司が一番トップなのですが、それと同年代かやや年下の最強お局グループが存在していたんです。
常に周りを監視し、物の位置が一ミリでもズレていようものならすぐさま犯人捜し始動。
不要なプレッシャーをかけてミスを誘発し、誰かがミスを犯した途端に集中砲火でハチの巣にされる。
そのくせ自分がミスをすると他人のせいか、ヘラヘラと笑って流す始末。
昼休憩には全員集合して誰かの愚痴やあら捜しに精を出す。
最凶お局軍団のおかげで僕のいる部署の空気は常にジメっとして淀んでいましたね。
このような思い出したくもない転職体験をしたわけですが、”隣の芝は青く見える”とはよく言ったもので、外から見ている分にはさぞかし快適な職場なんだろうなと思ってたのが、
いざその場に立ってみるとあら不思議、そこは歴戦のお局達が巣食う焼け野原だったんです。
後に聞いた話によると、それまで何人もの若手がお局達の餌食となって辞めていったということでした。
今よりもいい職場を夢見て転職したはずが、結果的には前の方がよかった、なんていうのはよくある話なんですね。
経験者から言わせてもらうと、転職とは極めて勝算の低い博打です。
今よりも良くなるかもなんていう淡い期待は一瞬で打ち砕かれ、妥協と我慢の連続の日々。
そしてこんな風に考えます
”転職までしたのに、一体自分は何をやっているんだろう”と。
いくら転職をしたところで結局は同じことの繰り返しなんだ、ということを確信したのを今でも覚えています。
自分自身に妥協と我慢を強いて生きるというのは、間違いなく人生に暗い影を落とします。
人間にはある程度のストレス耐性が備わってはいるものの、誰にでも必ず限界があります。
どんなにタフな人であったとしても、叩かれ続ければやがて割れて崩れ落ちてしまいます。
僕たちは一体どれだけ自分自身を痛めつけなければならないのでしょうか。
どうしてこんなにもストレスにすり潰されそうになりながら生きなければならないのでしょうか。
本来ならばあなたや僕を含めたすべての人間が、何のストレスも感じず幸福に生きたいはずです。
そして、妥協と我慢をし続ける、つまりは働き続けている限り、幸福に生きることは絶対に不可能なんです。
仕事終わりにビール飲むし、たまに外食だって行くし、年に一度は温泉旅行にも行ってるぞという声が聞こえてきましたが、そのような小さな至福に対する日々の我慢の割合があまりにも大きすぎるんですよ。
そんな儚い幸せなど、日々のストレスによってあっという間に飲み込まれてしまうだけです。
今あなたが生きている灰色の現実は、幸福と我慢の比率がまったくもっておかしいということに気づかなければなりません。
灰色の現実を脱し、幸福と我慢の比率をひっくり返すために、”働かない”という選択肢が出てきます。
では働かないためにどうしたらいいのかというと、
働かなくてもいいような仕組みを作る
ことが必要になってきます。
この仕組みの源は、自分で稼ぐ力です。
知識やスキル、ノウハウを習得して自分で稼ぐ力を身につけた上で仕組みを構築すると、今度はその仕組みが自動的に稼ぎを生み出してくれ、結果として自分自身は働かなくて済むようになる、という構図です。
いざ働くことから解放されると、まるで首輪を外された犬のように自由に走り回れるようになります。
今まで人生を支配していた妥協と我慢、ストレスが跡形もなくきれいに消え去り、人生が100%幸福で満たされます。
ひと昔前であれば、この働かないという選択肢は存在しないか、仮に存在したとしても一部の特別な人間だけが実現できる夢物語でした。
しかし時は流れ、今では僕のような何の才能もない一個人が、かつての夢物語を現実のものとして掴み取っているんですね。
これはまさに好機、あなたにも平等にチャンスがあるということです。
働かないことを決意した人たちとあなたの違い、それは”やるかやらないか”ただそれだけです。
自分で稼ぐ力を身につけるためにはやるかやらないか。非常にシンプルですね。
働かないという選択肢に少しでも活路を見出したのなら、今が動くべき時なのかも知れません。
〜あとがき〜
忙殺される日々を送っていると、どうしても視野や考えが凝り固まってしまうので、働き続けるという以外に道はないように思ってしまいがちです。僕もかつてはそうでした。
自分の人生を捧げることの対価とは到底思えないような安月給で生活し、
劣悪な境遇に屈して、人生なんてこんなもんだと自分に言い聞かせていた時期もありました。
ですが、諦めの悪い性格が吉と出て、少しずつではありますが成果が見え始めています。
今はまだ人に誇れるほどの稼ぎはありませんが、最後にはやった人間が笑うと信じて今日も筆を走らせています。