アフィリエイトをはじめとするあらゆるビジネスにおいては、見込み客に行動してもらうこと、つまり商品を買ってもらったり、サービスを契約してもらうことで売り上げが発生します。
そして、見込み客に行動してもらうための大前提として、
好意と信用を獲得する
というステップが絶対に欠かせません。
その理由は単純で、そもそも人間は、信用できない人から積極的に何かを買おうとは思わないからです。
この好意と信用を得るというプロセスが抜け落ちているために、見込み客に行動してもらう(商品を買ってもらう)まで至らず、なかなか収入が伸びないと悩む方が後を絶ちません。
反対に、見込み客から好意と信用を得ることを徹底し、その上で商品やサービスを提供すれば、非常に高い確率で成約まで持って行くことが可能となります。
では、どうすれば見込み客からの好意と信用を勝ち取り、商品の購入に繋げられるのか。
その具体的なポイントをこれから解説しようと思いますので、是非ともお付き合いください。
アフィリエイトで読み手から好意と信用を獲得するのは、以下の5つの要素を文章中に取り入れることで実現できます。
それでは、個別にみていきましょう。
文章の中で、何かしらの主張をした場合には、原則として明確な理由を添えるようにします。
主張したい内容が広く一般的に知られているのであれば、敢えて理由付けを行わなくても問題ありません。
ただ、そうでない場合は、主張に対する根拠が無いことで、読み手としては書き手がどうしてそのような主張に至ったのかが理解できず、その結果、
独りよがり
押しつけがましい
勝手なことを言っている
という印象を抱く可能性が高くなります。
これらの感情は心理面でマイナスに働くことは間違いなく、好意と信用を得るどころか、逆に不信感や不快感を植え付けてしまうことにもなりかねません。
そして、読み手は筆者の主張に納得しておらず、不信感を抱いた状態でその後の文章を読み進めることになるため、途中で読むのを止めてしまうか、適当に流し読みする可能性が高くなってしまいます。
こうなると、読み手は商品を買ってくれるような濃い見込み客とはなり得ず、恐らく二度とそのブログや記事を見てくれなくなります。
もちろん、納得がいかない部分があったとしても、最後まで読み進めてくれる可能性はゼロではありません。
ただ、筋の通らないことを述べてしまっているために説得力がなく、結果として、
最後まで見てはいるが、ほぼ流し読みか、適当に飛ばして読んでいる
という事態を招き、精読率(しっかり読んでいるかどうか)がガクッと低下してしまうことは避けられないと思います。
精読率というのは、グーグルをはじめとする検索エンジンが、ブログや記事の有益性を評価するための重要な指標の1つと言われており、精読率が低いことで、記事やブログ全体の評価が下がってしまう可能性が出てきます。
このように、主張に対する根拠がハッキリしないことで、
読み手からの信用を得られず、商品の成約に繋がりにくい
ブログや記事の精読率が下がり、検索エンジンからの評価が下がる
という大きな損失を受けることにもなりかねません。
そんな事態を避ける意味でも、何かしらの主張を述べる際には、ハッキリとした根拠を添えることが重要と言えます。
明確な理由付けを行うことで主張そのものの説得力を高め、読み手からの信用を得やすくなるメリットがあります。
普段のコミュニケーションにおいて、理屈の通らない勝手なことを言う人よりも、筋を通す誠実な人の方が信頼されるのは言うまでもありません。
なおかつ、信用できない人の話よりも、好意や信頼を寄せる人の話をもっと聞きたいと思うのは自然なことです。
これはアフィリエイトをはじめとするネットビジネスでも同じで、説得力のある主張や文章を展開できれば、読み手の納得感を高めてより深く読み進めてもらうことが可能となります。
もちろん大前提として、発信する情報は読み手の欲求を満たす有益なものでなければなりません。
その上で主張に説得力を持たせることで、読み手は発信者に対しての好意と信用を高めながらグイグイと読み進め、気が付いたら最後まで読んでいた、という状態に至る可能性が高くなります。
そこでさらに別の記事に誘導してもいいですし、メルマガの登録といったアクションを取らせることも十分に可能です。
つまりは、説得力の高い有益なコンテンツを提供できれば、読み手からの好意や信用を勝ち取りつつ、こちらが意図した行動を取らせることが可能になるということです。
主張に対して明確な理由付けをすることで文章に説得力を持たせる、というのは、意外にも多くのアフィリエイターの方が見落としているポイントであり、普段の文章に落とし込むことで、ユーザーからの反応が劇的に変わることも珍しくないので、是非とも試してみてください。
情報発信のための媒体であるブログや、その中にストックしていく記事というのは、ある意味で発信者の思いを表現、主張する場でもあります。
他の誰でもない、自身の思いや考えを主張していくことでオリジナリティが生まれ、競合との差別化にも繋がることからも、自分の意見や主張は積極的に発信していくべきというのは疑いの余地がありません。
ただし、ひとたび掲げた主張は、最後まで貫き通す必要があります。
と言うのも、軸がブレブレで一貫性のない主張をすることで、見込み客からの信用がガタ落ちしてしまうからです。
分かりやすい例で言えば、
昨日は「何が何でも皿洗いを優先してやれ」と言っていたのに、今日は「トイレ掃除を真っ先にやれ」と言う。
前の記事では「アフィリエイトはSEOを制すれば稼げる」と言っていたのに、次の記事では「アフィリエイトはデザインが全て」などと言う。
ある時は「せどりや転売の方が稼げる」と言ってみたり、またある時は「アフィリエイトの方が稼げる」と言ってみたり。
こんな風に、言っていることがバラバラで主張をコロコロ変えてしまうと、読み手としては、
言っていることが違うじゃないか
何を信じればいいの
といった気持ちが高まり、発信者に対して「不信感」や「不快感」を抱く可能性が非常に高くなってしまうのです。
不信感や不快感というのは、本来読み手から引き出したいはずの「好意」と「信頼」とはまさに真逆の感情であり、一度でもそのような心理に至った見込み客は、残念ながら二度とブログや記事を見てくれませんし、商品を買ってくれることもありません。
せっかく発信者の意見や主張に対して共感してくれる見込み客が増えてきたにも関わらず、その方向性をガラリと変えてしまうことで、それまで好意と信用を寄せてくれていた見込み客がサーっと離れて行ってしまうことも十分にあり得ます。
要するに、主張に一貫性がないというのは、見込み客に対する一種の裏切り行為であると同時に、自分の首を絞めることにもなりかねないのです。
ちなみにこのブログでは、
という主張を一貫して発信しており、この軸が揺らぐことはありません。
なおかつ、同じ主張を切り口を変えて繰り返し伝えることで、説得力を高める意図もあります。
これは、接触回数が多い人物や物事に対して好感や評価が高まる、という人間心理を意識したもので、いわゆるザイオンス効果と呼ばれるものです。
ザイオンス効果は普段の生活においても様々な場面で作用しており、例えばテレビやラジオCMの目的は、消費者の目に繰り返し触れさせることで認知度や興味を高め、購入へと繋げることに他なりません。
例えばお店を選ぶ際は、CMなどで頻繁に見かけるものの方が、なんとなく馴染みが深い感じがしますし、商品を選ぶ際も、よく目にするものを自然と手に取ってしまうというのは、誰しも一度はある経験かと思います。
ザイオンス効果は、あらゆるビジネスやマーケティングに取り入れられており、それはアフィリエイトをはじめとするネットビジネスも例外ではありません。
主張を一貫させ、なおかつ繰り返し発信することで、見込み客に対して、
軸がブレてないし信用できそうだ
という好印象を与えられる効果が期待できるわけです。
ただ、前項でお伝えした通り、何かしらの主張を掲げる際には、必ずその根拠を添えることを忘れてはいけません。
明確な理由付けができていて、なおかつ一貫性を持たせることで、その主張には非常に強い説得力が備わるため、見込み客から好意と信用を勝ち取れる可能性がグッと高まるはずです。
検索エンジンのユーザーは、自身が抱える悩みや願望の解決策を知るために、検索窓にキーワードを打ち込みます。
そして、情報を発信する側の役割としては、そんな検索ユーザーの欲求を満たす有益なコンテンツを提供することです。
単純な話、見込み客に与える情報の量は多いに越したことはありません。
情報の量が多ければ、ユーザーの欲求を1つでも多く満たすことができ、結果として好意と信用を大きく高めることができるからです。
そもそも検索ユーザーは、自身の抱える問題を、なるべく手間と労力をかけず、かつ手っ取り早く解決したいという心理の下で、検索エンジンを利用していることが考えられます。
緊急性がなく、欲しい情報に辿り着くまでに手間と時間がかかってもいいのであれば、検索エンジンの他にも雑誌や専門書を探すという選択肢もあるはずです。
にも関わらず、書籍などではなく検索エンジンを利用してるということは、やはり早急に、かつ簡単に答えが知りたいという心理が働いているとみて間違いありません。
そこで、より多くの情報を提供することで、ユーザーの抱える問題を1つでも多く解決できる見込みがありますし、なおかつ他のブログやサイトを見に行く手間と時間を省くこともできます。
情報量が豊富で、読み手の問題を一発で解決できるような有益なコンテンツを提供することで、読み手の満足感を大きく高めることができると共に、好意や信用度を段違いに高めることができるのです。
反対に情報量が少ない場合は、そのブログや記事だけでは答えが見つからず、結局他のサイトを探すという手間が発生する可能性が高まりますし、解決できる問題の数も少なくなるため、読み手の満足度を十分に高めることが難しいと言わざるを得ません。
確かに、たとえ情報量が少なくても、ユーザーの欲求を的確に満たすことができれば、ある程度の満足感を与えることはできます。
ただ、そのユーザーがより多くの情報を欲した時に、すでに提供できるコンテンツが無かったとしたら、その時点でページを閉じられてしまい、それ以上ユーザーの満足度を高めることが不可能となってしまいます。
アフィリエイトにおいて、見込み客になにかしらの行動を起こしてもらうには、好意と信頼を十分に高めることが欠かせません。
そして、好意と信用を十分に高めるためには、たくさんの有益な情報を提供し、見込み客の欲求を満たし続けることが必要となります。
そのため、提示する情報量が少ないことで、読み手の欲求を十分に満たすことができず、得られる好意と信頼も不十分となってしまう恐れがあるのです。
以上のことから、読み手からの好感度と信用度を十分に高め、最終的に商品の購入に持って行くためには、提示する情報の量は多い方が有利、という見解を出させて頂きました。
どのような情報を発信していくとしても、文章中に用いる表現や言い回しは、自信を感じさせるものでなければなりません。
普段の生活においても、自信が無さげで弱々しい態度の人よりも、堂々としていてハッキリものを言う人の方が魅力的に映ることが多いと思います。
周囲の顔色を気にし過ぎるあまり、どっちつかずの半端な意見しか言えないリーダーは、結局誰の心も掴むことができません。
アフィリエイトを始めとするネットビジネスにおいても、言葉を伝える手段が会話から文章に変わっただけであって、結局は人と人とのコミュニケーションに過ぎません。
そのため、発信する文章の中であやふやな表現であったり、力のない言い回しを使うことで、
なんだか自信が感じられない
本当に正しいことを言っているのか怪しい
結局何を伝えたいのかが見えてこない
といったマイナスの印象が強くなり、読み手としては「不信感」や「不快感」を抱く可能性が高まります。
さらに、理解しづらい微妙な表現や言い回しをすることで、読み手は
一体どのように解釈すればいいのか?
という余計な思考を巡らせなければならず、文章をスムーズに読み進めることができずストレスを感じ、途中でページを閉じられてしまう可能性が非常に高いです。
こうなると、もはや好意や信用を勝ち取ることは難しく、商品の購入に繋げることも困難と言わざるを得ません。
反対に、ハッキリとした言い回しを使い、自分の意見を堂々と発信することで、読み手に不信感を抱かせるのを回避できるほか、無駄な思考や解釈をしなくて済むため、ストレスなくスムーズに読み進めてもらうことが可能となります。
さらには、文章そのものに自信を感じさせることで説得力が増し、読み手の納得感を高める効果も期待できます。
ただし、いくら自信を感じさせたいからといって、語尾にビックリマーク(!)を入れたり、書き手自身が熱くなったりしてはいけません。
語尾をわざと強調したり、異様なハイテンションでまくし立てることで、
本当は自信の無い人が大声で騒いでる
という印象を与える可能性が高く、読み手の「警戒心」を強めることにもなりかねないからです。
あくまでも取り乱すことなく冷静に、あなたが知っている「自信を感じさせる人」をイメージしながら書き進めてみるといいかと思います。
まず先に主張を述べた後で、その主張に対して、
もちろん、〜〜である可能性も否定できません。
しかしながら、〜〜といった意見もあるかと思います。
確かに、〜〜という考え方もあるかもしれません。
といった反論の意見を敢えて提示するようにします。
つまりは、自分の言い分に対して自分でツッコミを入れるわけです。
そもそも情報発信というのは、書き手側がテーマや主張を自由に決めて発信し、読み手側がそれを受け取るという流れに他なりません。
そのため、どうしても意見や主張が一方的になってしまうことが多く、書き手と読み手との間に「温度差」が生まれやすい傾向にあります。
つまりは、書き手としては納得のいく主張をしているつもりでも、実際は読み手を置き去りにして自分だけ突っ走っているなんてことも多々あるということです。
この点を無視して話や主張を進めていくことで、読み手は発信者に対して、
独りよがり
一方的で強引
という冷ややかな感情を抱くことにもなりかねません。
ここまで何度もお伝えしている通り、このようなマイナスの心理が根底にあっては、読み手から好意や信用を得ることは難しくなってしまいます。
そこで、自分の主張に対し、およそ想定されうる疑問や反論を敢えて提示することで、
自分の気持ちを考えてくれている
押しつけがましい感じがない
というプラスの心理を読み手から引き出すことが可能になります。
しかしながら、ただ主張に対する疑問や反論を打ち出しただけでは不十分で、最終的にはそれらを論破、解決することを忘れてはいけません。
と言うのも、疑問や反対の意見をそのままにしていると、読み手から、
なんだ反論できないんじゃないか
という風に受け取られてしまい、結果的に主張の正当性が大きく損なわれることになるからです。
想定されうる疑問や不安を敢えて取り上げたまでは良かったものの、それらを解消できないために、結果的に好意と信用度をガタ落ちさせてしまうことにもなりかねません。
そこで、一度打ち出した疑問や不安の論破、解決を徹底することで、主張そのものの説得力を強めることができると同時に、好感度や信用度も大きく高めることが可能となります。
加えて反対の意見の論破は、その回数が多ければ多いほど、それだけ読み手の納得感を高めることができるので有利と言えます。
このように、主張を述べてそれに疑問を投げかけて、さらに論破してと、回り道をしているようで面倒に感じてしまうかも知れません。
ただ、この工程を丁寧にこなしていくことで、最終的に得られる読み手からの好意と信用のレベルが段違いに高まることは間違いありませんので、是非とも活用してみてください。
今回は、アフィリエイトで見込み客から好意と信用を勝ち取るためには、
という5つのポイントをコンテンツ中に盛り込むことが重要である、という内容で進めて参りました。
もちろん、見込み客から信用を獲得するためのテクニックは、今回取り上げた以外にもたくさんあります。
ただ、上記の5つは全てのテクニックの根底に位置するとても重要なものであり、これらを無視して他のテクニックを使ったところで、その効果は薄いと言わざるを得ません。
従って、まずは今回お伝えした5つをしっかりと吸収、反映して頂き、見込み客からの好意と信用を勝ち取ってもらえたらと思っております。
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。